超望遠ユーザーのための雲台選び入門│ビデオ雲台?ジンバル雲台?

こんにちは
マツです

この記事では超望遠ユーザー向けに雲台解説を行いたいと思います

超望遠レンズを持っていくと、次に欲しくなるのが三脚。

そしてそれに付随して必要になるのが雲台だと思います。

三脚に関しては今まで使用してきたものがあるでしょうから、まずはそれを使って超望遠レンズを支えてみようかなと思われると思いますが、その上に載せる雲台に関しては分からないことだらけという方も多いのではないでしょうか?

僕自身もつい1ヶ月前まではそういう状態だったのですが、この度徹底的に機材を揃えて猛勉強していったので、その情報をシェアしていこうと思います。

解説に移る前に僕の機材を紹介します

Nikon Z9

▷Z600mmf4TC TC VR S

RolanProレンズコート 

▷KIRK レンズフット Z600mmf4/Z400mmf2.8/Z800mmf6.3共通

▷三脚 Innorel LT324CM

▷ビデオ雲台 Libec NH30

この辺りの機材を使いながら解説していこうと思います^^

ジンバル雲台か?ビデオ雲台か?

超望遠用の雲台について、最初に多くの方が迷うのが 超望遠レンズ用の雲台は【ジンバル雲台】を使うべきか【ビデオ雲台】を使うべきかという所です。

超望遠レンズを使って野鳥撮影をする際には、レンズを固定するのではなく、動かすための補助として三脚や雲台を使います。

そのため風景などで一般的に使う自由雲台やギア雲台というものではなく、ジンバル雲台やビデオ雲台のようなものが使われます。

よく知らないうちは、超望遠レンズ=ジンバル雲台という認識を持っている人も多いと思いますし、調べていくうちにビデオ雲台も良いらしいという情報を目にし始めるという感じでしょうか。

まず初めに言っておくと、この2つの種類の雲台はどちらを使って頂いても超望遠レンズに適しています。

ただ、価格が安いものを使うのであればジンバル雲台を使った方が良いし、ある程度出せるのであれば、それぞれの雲台で特徴を知って頂いた上で、選択していただけたらと思っていますので、そのあたりを詳しく解説します。

5万円以下ならジンバル雲台│5万円以上出せるならビデオ雲台

ではより具体的なところを見ていきましょう。

僕が今回色々と使ってみて感じたことを分かりやすくお伝えすると、それぞれの雲台は価格で分けて5万円を境にジンバル雲台とビデオ雲台 どちらを使うべきかが変わるということでした。

もちろんそれぞれの特色から考えて好みもあるとは思いますが、僕の感想だと特に10万円程度の雲台を選べる場合においてはビデオ雲台が純粋にジンバル雲台よりも上位互換のような存在になるぞ ということです。

これを理由を説明しましょう。

まずはジンバル雲台とビデオ雲台の特徴を表にまとめました。

項目ジンバル雲台ビデオ雲台
重量1~1.5kg1~3kg
サイズ正方形に近く、かさばる円柱状で三脚の延長のような形状
持ち運び軽いが嵩張るのでケースを選ぶ重量はやや重いが、ケースに収納しやすい
バランス(カウンターバランス)取れる安いものだと取れないが、5万円以上のものだと取れる
ドラグ調整できないものが多い微細に調整できる
超望遠レンズ以外の使用ほとんど超望遠の使用が前提良好に使用可能
価格1~5万あれば十分良いものが揃う5万円以上出さないと超望遠レンズには不向き
メンテナンス構造がシンプルなのでさほど必要ない精密機械なので、メンテナンスは重要

ここで重要なのがバランスの取れる、取れないについてです。

ジンバル雲台というのは構造上安い機材でも安定して超望遠レンズのバランスを取ることができますが、ビデオ雲台はある程度高価なものを使用しないと機材のバランスが取れません。

バランスがなぜ重要かというと、バランスが取れない雲台を使用してしまうと、機材がお辞儀をして、最悪の場合機材が落下して破損したりする危険性があるからです。

超望遠レンズは安くても数十万円。良いものだと100万円以上はします。

その高価な機材を危険に晒しながら撮影をするのは賢明だとは思いません。

僕自身も1万円のバランス取れないビデオ雲台で何不自由なく撮影をしていましたが、今思えば非常にリスキーだったなと思います。

少しでも節約をしようと思う方には安くてもバランスが取れるジンバル雲台をお勧めしますので、ぜひそちらを使用して下さい。

▼僕が購入したジンバル雲台 SWFOTO GH-02 は2万円程度で、軽量で剛性高く機能も多いのでオススメです。

5万円以下のビデオ雲台と5万円以上のビデオ雲台は全くの別物

先ほどの項目で、バランスが取れないビデオ雲台と取れるビデオ雲台について触れましたが、これは何のことなのかさっぱり分からない方も多いと思います。

正直僕も全くもって意味がわかりませんでした。

InnorelのF80という1万円のビデオ雲台でもネジを締めていけば機材はしっかり止まるし、それがバランスのとれる雲台だろうという認識でした。

ただこれはバランスが取れているのではなく、ネジを閉めて止めているだけです。

ここでその違いを理解するのに重要な項目が『カウンターバランス』です。

ビデオ雲台特有のスペックなので、非常に理解しにくいので、ここでしっかり解説していきましょう。

このカウンターバランスを最適化できるかが、安い雲台と高級な雲台の大きな違いになるので、ぜひよく理解して下さい。

カウンターバランスとは?

ここで言うカウンターバランスというのは、機材が前もしくは後ろに倒れようとする時に雲台が逆に反発する力のことを言います。

機材の倒れようとする力と雲台の反発力が等しくなる状況を『バランスが取れた状態』といい、反発力が弱いと機材はお辞儀してしまうし、反発力が強すぎるとレンズを上下に向けた時に雲台に跳ね返されてしまって非常に動かしにくい状態になります。

つまりカウンターバランスは強すぎても弱すぎてもいけないので、ご自身の機材に合わせて調整できるのが良い雲台だということになります。

こうやっていうと安いビデオ雲台にはカウンターバランスがないと思われるのですが、実際にはそうではなく、雲台それぞれに固定のカウンターバランスを持っていることが多いです。

軽い機材で使えるように非常に弱い 固定のカウンターバランスを持っているものが多いですが、中には比較的強いカウンターバランスのものもあるようです。

さっきも述べたようにカウンターバランスは使用する機材に合わせて最適化できないと超望遠レンズ用としては非常に使いにくいので、これが調節できるものであって欲しい。

そしてその調整ができるものが大体安くても5万円はしてくるので、先ほどお話ししたビデオ雲台を使うなら5万円以上のものは必要になるということです。

5万円以上のビデオ雲台はジンバル雲台の上位互換になりうる

ここでようやく話が戻りますが、こうしたカウンターバランスを最適化できるビデオ雲台を選べばジンバル雲台と同様に超望遠レンズを載せても機材がお辞儀して倒れてしまう確率が下がり、安心して使えるようになります。

安い価格でいえばビデオ雲台よりもジンバル雲台が優位で、5万円以上になってくるとビデオ雲台の方が高性能になってきてジンバル雲台を上回ってくるということです。

now writing….

なので、これからはビデオ雲台をベースにどのような基準でビデオ雲台を選んでいけばいいのかということについてお話していこうと思います。

後半に続く

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