カメラを壊してしまう前に知っておくべき保険の知識

こんにちはマツです。

いきなりですが皆さんはカメラに保障や保険をかけていますか?

カメラやレンズを落下等で壊してしまった時に、修理が必要となると故障の状況によっては大金を失うことになりかねません。

今回は最近カメラを落下で故障させてしまった自分の体験談をもとに、カメラ等の損害保険に関して情報をまとめていこうと思います。

※保険の話をすると案件のように思われるかもしれませんが、今回の情報は単なる経験談で有益なためにまとめているだけです。

基本的に皆さんが保険に入ってもその会社から報酬を受け取るわけではないので、安心して聞いていただけたらと思います。

カメラの保険に入っておいてホントに良かった

まず早速ですが、僕のケースで保険の有用性について紹介しましょう。

今回僕は不注意からカメラを落下させてしまい、
その結果カメラが故障してしまいました。。。。

【落下事故の内容】

カメラ:LUMIX S1
レンズ:Sigma 60-600mm DGDN Sports(レンタル)
購入時期:2023年12月18日
購入金額:¥125,000
事故発生:2023年12月29日
事故状況:車の後ろの席からカメラバッグを背負おうとして引っ張った瞬間、バッグが全開して機材が全て落下した。

見ていただいて分かるように購入して、届いてから1週間程度で落下させてしまいました…

バッグから機材が落ちた瞬間は本当に青ざめました。

嘘であってくれと思い振り返りましたが、残念ながら振り返った先にはカメラ、レンズ、その他の機材が散らばっている状況でした。

外見的には問題なさそうだったので安心しましたが、家に帰ってチェックしてみたところ、マウントの歪みが発生し、レンズがなかなか外せない状況を確認しました。

見た目は地味な故障ですが、内部のセンサーに及ぶ問題を感じさせる非常に嫌な歪みです。

レンタルしていたレンズ側に関しては大きな問題はありませんでしたが、マウント接合部の爪に少しの変形を認めました。

さっそくPanasonic の修理センターに機材をカメラを送りました。

正月だったので1週間ほどして連絡が返ってきました。

以下が修理費用の見積もりです。

【修理費用】

カメラ LUMIX S1 修理費用 ¥21万5,000
(外層、センサー、シャッター交換)
レンズ レンタル会社の保険により免責金額で修理可能であると思われる。
免責金額 ¥5,000

以上のような内容です。

つまり、一瞬にして22万円分の損失が生まれました。。。。

まだ1週間くらいしか使ってないお気に入りのS1が、、、

レンズもレンタル品で高価な超望遠レンズです。。。

終わった。。。

LUMIX S1に関しては中古の購入金額が12.5万円だったので、修理費が倍近い費用になります。実費になるなら中古の再購入の方が賢明な判断になり、保険が利かない限りこのカメラを修理するという選択肢はなさそうです。。

不幸中の幸いですが、レンタルのレンズに関してはレンタル会社さんの保険で対応していただくことが可能になりそうで、一定の免責金額で済む可能性が高そうです。

ではLUMIX S1に関して修理費が確定したところで、保険会社に連絡して僕が持っていた保険の適応の可否の判断を仰ごうと思います。

僕が加入していたのは以下の保険。

【本人型】持ち物サポートプラン<充実コース>【楽天超かんたん保険】【保険】
価格:2,730円(税込、送料無料) (2024/1/17時点) 楽天で購入

ちょうど今回の事故の半年程度前に超望遠レンズの落下事故に備えて入っていた保険になります。

まさにそれが役立ってくれる可能性があるイベントが発生しました。

これは不幸中の幸いです。

では今回の保険の内容についてみていきましょう。

楽天超かんたん保険 の内容

  • 年間最大 30万円保証
  • 1回あたり最大10万円保証
  • 1回の免責金額 3,000円
  • 保険料 約¥2,700 / 1年間
  • 修理費もしくは事故製品の価値 の安い方の価格を保証

以上のような内容でした。

つまり今回の内容に照らし合わせると、落下して故障したLUMIX S1の価格も修理費も最大保証額の10万円を超えているため最大額が支給される。そこから免責金額の3,000円を引いて計97,000円が保証されて、登録の口座に振り込まれる。というようなものでした。

そのため今回はあたらめてLUMIX S1の中古の状態の良いものを探して13.5万円で購入したので、差額が約4万円程度で済んだということです。

もちろん1週間で4万円を失ったと考えると、とんでもなく大きい痛手なのですが、損失を1/3程度に抑えられたことを考えると、保険があって良かった。。。ということになりそうです。

追記.ちなみに故障したS1ボディは2万円で出品したところ1分くらいで買い手が付きました。これで損失は実質2万円で済んだ計算になります。

保険料が年間3千円なので、10年程度入っていても3万円弱。

10年カメラを触っていると1度くらい落下させてもおかしくないので、コストとしては非常に少なく済むのではないでしょうか?

そう考えると個人的にはこういった保険に入っておくということは、僕にとって今後のカメラ生活を続ける上で必須だなと感じました。

カメラの保険|種類別紹介

では今回保険のありがたみを身に染みて感じたところでしたが、その他によりいい保険はないかということで、情報を集めて詳しくなったので皆さんに共有していこうと思います。

それぞれの機材の所有状態やリスク許容度からどのようなものを活用するか判断材料に使用していただけたらと思います。

楽天超かんたん保険

【本人型】持ち物サポートプラン<充実コース>【楽天超かんたん保険】【保険】
価格:2,730円(税込、送料無料) (2024/1/17時点) 楽天で購入

まずは今回紹介した保険です。

  • 手持ちの製品全てが対象(事故状況による)
  • 年間最大 30万円保証
  • 1回あたり最大10万円保証
  • 1回の免責金額 3,000円
  • 保険料 約¥2,700 / 1年間
  • 修理費もしくは事故製品の価値 の安い方の価格を保証

保証額の1回あたり10万円が少し小さいのが難点ですが、楽天市場から楽天の情報を使って簡単に入ることができるメリットが大きいです。

この保険に入っていればどんな製品にも使用可能なので、何かが起きた際に広く対応できるのが強み。カメラ以外の事故のためにも良いのではないでしょうか?

ドコモ AI保険

続いてケータイ会社のドコモの行っている保険

個人的には聞いた話の中であれば、ダントツでおススメの保険になると思います。

あなたを守るカタチに変わる。ドコモのAIほけん
ドコモAIほけんは、身近なリスクに対応する10種類の保険から、あなたのリスクを分析し、あなたのタイプに合わせた保険をおすすめ。もう迷わない。必要な補償が変わるとAIがお知らせしてくれるから、任せてあんしん。

僕はドコモの経済圏で生活していないので少し抵抗感があるのですが、dポイントのアカウントを所有されている人であればその情報を使って簡単に保険に入ることができるのではないでしょうか。

  • 手持ちの製品全てが対象(事故状況による)
  • 年間最大 10-50万円保証(保険金額による)
  • 1回あたりの最大保証料=年間の最大額
  • 1回の免責金額 保険内容による
  • 保険料 保険内容によるが、年間3,000円程度でも十分な保険が得られる。

個人的に強く惹かれるのは1回あたりの保証料金=年間最大額 というところです。

今回僕自身は楽天の保険で30万円を最大として保険料が受けられると思っていましたが、よく読むと一回の最大額はその1/3の10万円でした。これが一気に最大額まで保証可能であればもう少し手出しが少なくなった可能性があります。。

保険料もすごく高いわけではなさそうなので、今後は楽天の超かんたん保険からこちらの保険にシフトしていこうかなと考えています。

→月額250円で加入しました。

安いコストで幅広く守ることができるので、多くのカメラマンにとって最も理想的な保険になりそうな気がします。

『とりあえず入っておく』というのでも問題なさそうな保険かなという感じ。

ここまで気軽な保険について紹介していきました。

これだけでもあるとだいぶ助かりますね。

ただ、一気に数十万円の機材を撮影に使用する方には多少心もとない部分もあります。

そういった方に向けて、
ここからはもう少し最大金額の大きい保険について紹介していきましょう!

クレジットカードの購入品損害保険

まず多くの方が利用しやすそうなものについてみていこうと思いますが、それがクレジットカードに付随している保険です。

クレジットカードで購入したものが破損したり、盗難された際に使用できる保険です。

https://twitter.com/Macn020/status/1745333385177059383?t=dKhXsV_jsQqH0Mw51frm1Q&s=19

☑この保険の特徴

  • クレジットカードを使用して購入したものが保険の対象
  • 保険の最大金額はカードによるが100万円を超えるものもあり、手厚い
  • 保険の期間は購入から○○日以内 ということで短いことが多い

以上がクレジットカードについてくる保険です。

内容はカード会社によって様々ですが、太く短い保険という印象です。

多くの方がカードを使用して機材を購入されているはずなので、購入から間もないタイミングで何か事故が起きた場合にはカードの保証内容を確認してみてもいいのかもしれません。

生命保険や火災保険・自転車保険の特約

続いてはクレジットカードの保険よりは加入率が下がるかもしれませんが、今もしもご自身に保険を掛けられている場合にはその保険の特約に所持品の損害保険がついている可能性があります。

僕はこの辺りについて詳しくないので詳細は割愛しますが、保険に付随する損害保険はかなり大きな額の保証内容を含んでいる可能性があります。

カメラのためにそのあたりの保険に入るという必要性はないでしょうけど、今もしも保険に加入されているのであればそのあたりも保証されるのか確認しておいた方が良いかと思います^^

※プロユーザーはこうした家財保険では対応できない可能性があるのでご注意下さい▼

動産保険

つづいてはいわゆるがっつりと特定の機材を守る保険です。

今まで紹介した保険は手持ちの機材の何かが事故にあった際に適応できる保険でしたが、この保険は自分が保険加入時に製品を指定して、その機材に何かがあった際に守るための保険です。

数十万円以上の金額のカメラやレンズにかけておくものになると思います。

☑この保険の特徴

  • 保険対象は加入時に自身で指定したもののみ
  • 保険料 年間1万円程度(保険による)
  • 保険最大額は大きい(数十万円の修理費全額が賄えるであろう程度)
  • 免責金額は1万円程度とやや大きい

この保険に入るべきは1本50万円を超えるような超望遠単焦点レンズやZ9・R3・α1などの高級なカメラを所有している人になるかと思います。

年間の固定費も免責金額も割と大きめですが、超望遠レンズと高級カメラを落下させると4~50万円程度の請求になるというリスクを考えるとそのような保険を長期にわたってかけておくメリットも出てくるのではないかと思われます。

年間1万円だとすると、10年かけても10万円程度、重い機材を足場の悪い中で運搬していく超望遠レンズの撮影となると落下からの故障のリスクも大きいので、それに対する保険としては割と安いと考えられるのではないかと思います。

はい、ということでいかがだったでしょうか?

様々なタイプの保険があるということが分かりました。

個人的には保険というのは固定費を増大させるため、あまりい印象を持っていないものだったのですが、良いものを選べば割と低コストで大きな恩恵を受けられるものになるのだなと認識を改めることができました。

個人的にはクレジットカードで購入した際にはまずその保険を使用し、次いで長く持っているものに関してはドコモのAI保険を適応する。そして、今では割と少なくなりましたが、定価が100万円を超えるような機材に関しては指定で保険に入ることをしていくのが最も安全でパフォーマンスが高いような気がします。

皆さんにお役に立つものがあれば幸いです^^

▼カメラを落下させないように購入したバッグ

新しいメインバッグ|Lowepro フリップサイド 400 AW III
超望遠レンズまで使えるカメラバッグの中でかなり良いものを見つけたので、それを購入し、メインバッグにしました。

イチオシのカメラ

コメント

  1. 匿名 より:

    まつ (@Macn020)です。
    ポスト削除したので、ブログから掲載削除お願いします。

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