Nikon Z5とZ9|LightroomとCapture Oneの色味の考察

こんにちはマツです

前回記事にした色味の検証の続きです。

前回の記事はこちら

今回は僕の持っているメイン機Z9(Z8も同等)について検証していこうと思います。

今回は前回の検証にも使用したZ5と同じレンズ(Z24-200mm f4-6.3VR)を使用して検証していこうと思います。

データ

前回と同様まずはデータからご覧ください。

左顔側からモノブロックストロボGodox SK300IIを1灯天井バウンスして、それを顔の右下のレフで影をおこしています。

Lightroom編集前

Lightroom編集後

CaptureOne編集前

Capture One編集後

感想と考察

まず前置きですが、前回LUMIXの検証を行ってみて感じたことからお話しします。

僕自身いろんなカメラを職場に持ち込み、上のデータのような環境で写真を撮ってきています。

その時の基準としていた現像ソフトがLightroom Classic

D6やD850なども含めて10台以上のカメラを持ち込んでみて、現状最高だと思ったのが画質や汎用性の観点からZ5+Z24-200mmだったのでそれを使って撮影をしていました。

Z6も傾向は少し違うものの、同等にいい写りをしてくれると感じていました。

その上で、最近導入したLUMIXのS5IIとS1Rが非常に良かったのでそちらを使ってきていて、仕事場におけるメインが変わりそうだったので前回の検証を行いました。

結果としては、今まで使用していたZ5よりもLightroomにおいても、新しく導入した現像ソフトCapture OneにいてもNikonZ5よりもLUMIXの方が好みの描写になりそうだということが分かって、本格的に仕事場におけるS5IIの導入を検討しています。

ただそこで同時に気になったこともあります。

それがZ9及びZ8のCaptureOneでのスキントーンの出方です。

僕の所有する最も高価なカメラで、メイン機といえるカメラ達です。

過去にLightroomで検証した限りではさほど好きではなく、Z9よりもZ5の方がいいスキントーンが出ると思っていましたが、半年前の検証でCapture OneであればZ9はZ5よりもいい色味が出しやすいと考えを改めました。

ただしサイズの観点からZ9を職場に持ち込むことはありませんでした。

現在はZ9に加えZ8も導入したので、職場に持ち込める可能性が出てきたので、今回改めて検証してみました。

※Z8が例の修理対処にあたっており、手元にないためほとんど同等と思われるZ9で検証しております。

比較|Lightroom 編

まずは使用される方も多いであろうLightroomClassicから行きます。

設定がわずかに違うので検証としてあまり良くないですが、露出だけ概ね揃うように編集しています。

その上での感想としてはZ5とZ9は非常に色味としては似ている印象です。

今までZ5だけはNikon Zの中でもセンサーの構造上の理由からか、違った色味の出やすいカメラだなという印象でしたが、この環境においては非常に似た色が出てくれているなというふうに思います。

光量の違いで色の違いが出やすいような気もしています。

続いて編集後です。

これは編集のパラメーターを揃えているわけではなく、自分が良いと思う方向に動かしていった結果になるので、違いは当然出てくると思いますが、ここも以前感じたほど差がないという印象でした。

今回は300Wのモノブロックを1灯天井バウンスで使用し、それをレフ板でシャドウを起こすようにセッティングしていますが、光量が十分な場面において、さらにストロボの演色性がいい場合においてはセンサー毎の個性は出にくいのかもしれません。

もっと小さいクリップオンストロボを使用している際にはさらに違いは顕著だったため、光量の違いがある場面においてはまた違った結果になるように思います。

ともかく今回のセッティングにおいては、Z5とZ9ではLightroomでの有意な差はないと判断できそうです。

比較|Capture One 編

では続いてCapture Oneでの比較をしましょう。

前回もZ5とS5IIで大きな差が出たのがこの部分でした。

僕は今後、現像の速度や色味の質感からCapture Oneでの現像を中心に行おうと思っているので、ここでの違いがより重要になります。

まずは初期状態を見ていきましょう。

今回もやはり大きな違いがここに出てきました。

Nikon Z5はかなり明瞭度が高く、コントラストが強くついて、彩度が薄いのか健康的な肌の感じになっておらず、どちらかというとゾンビのような顔色です。

その点Z9は初期状態から割と綺麗で、そのまま使ってもいけそうな感じです。

今回もこの2つのカメラであたっているプロファイルが異なります。

Z5は『Generic』というプロファイルが

Z9は『Prostandard』というプロファイルがそれぞれ初期状態で当たっています。

前回のLUMIX S5IIといい、このProstandardがある機種に関しては無編集からそれなりにいい色が出るという感じがしています。

やはりCapture Oneで人物の撮影で自然なスキントーンを出す際にはProstandardがある機種が有利になりそうな気がします。

その上で、編集したデータを見ていきましょう。

Z5に関してはGenericから『ポートレート』というプロファイルに変えたのもあり、データの強い明瞭感やコントラスト感は減らすことができ、ゾンビっぽい色味から割と自然な人肌に近づけたのではないかと感じます。

ただやはりZ9のスキントーンは非常に綺麗な感じがします。

Z5では乾いた肌の質感になっていますが、Z9の方は柔らかさや湿度を感じる印象で、色も実際の自分の肌の感じに近い感じもします。

高画素ゆえの緻密な描写も相まって非常にリッチなデータという印象を受けます。

個人的な感想では、思ったよりも微差の部分まで追い込めるという感じはしたものの、やはりどうせなら簡単にここまで綺麗な色が出せるZ9もしくはZ8をCaptureOneでは使っていきたいという感想になりました。

Lightroom vs Capture One

では最後に同じカメラで現像ソフトによる違いも比較しておきましょう。

Nikon Z5

前回の検証ではZ5は現像ソフトによって絶望的な差がありましたが、プロファイルやパラメーターを詰めていくことで思ったよりも違いは小さくなってきました。

感想としてはLightroomではやや黄色っぽく、Capture Oneではやや赤っぽい印象です。

全体のWBは変更しておりませんが、このような違いが出てきて、この辺りは編集でどうとでもできそうなくらいですが、Z5に関してはどちらかと言えばLightroomのほうがデータがいい感じがするかなと思います。

Nikon Z9

最後ですが、僕自身 最も見たかったのがこの比較です。

Z9のLightroomとCapture Oneでの比較。

割と思った通りの違いが出た印象です。

LightroomのZ9は少し肌色が黄緑っぽく出てきて、肌の質感を良くするために明瞭度を落とすとモヤっとした感じがします。

それに対してCapture Oneの方では肌艶よくそれでいて解像感高く表現できている感じがします。ただ赤みを強く乗せ過ぎている感じもしますので、もう少しマゼンタを抜いてもいいかもしれません。

ハイライトの部分も飛びにくくリッチな印象で、これはいいぞと思えるデータに仕上がっている気がします。

結論

こうしてみていくとZ9は特にスキントーンにおいて、Capture Oneを使用していきたいと思える違いが出ている気がします。

Z5に関してはプロファイルやパラメーターの追い込みにより両者の違いが出にくくはなってきましたが、やはりLightroomで現像するほうが人肌描写においては多少有利な印象でした。

個人的には今まで色の点で優位性を感じて使用を続けていたZ5でしたが、Capture Oneを使用することでZ9の方が正当な上位互換として使用できるという結論に近づきました。

今後ももう少し検証を続けてみて、状況によっては今までZ5を使用していた場面にZ9もしくはZ8を使用しようかなと考えています。

なお今回の比較は光量的にかなり有利な条件で、さらに他の色が入らない環境での検証なのでこの程度の差にとどまっておりますが、緑の中など色が多い環境ではさらにスキントーンの調整のしやすさがソフト別で変わってくると思われます。

また後日そのあたりは比較してみようと思います^^

次回はLightroom CaptureOneに加えて PhotoLab6を使って検証もしています。

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